2018/8/28

朝からhrgc先輩とサイクリング。二人とも脚が鈍ってるので南湖一周をだらだらすることに。湖岸道路をアベレージ30km/h前後で並走しながら世間話。先輩は院試が終わったばかりなので、院試の話とか、来週先輩が行くヨーロッパ旅行の話とか、人生の話とか。含蓄含蓄。

帰りは裏山中越え。上述の通り二人とも最近自転車をサボってたので滅茶苦茶しんどかった。峠でコーラ飲んで一服。降りてからいったん別れ、家でシャワー浴びてからルネで再会。昼飯と、せっかくなのでパフェを分けっこした。

 

その後図書館へ。ヴィーコのレポートをやっつける。正直本を読んだだけで何を書くか決まってはいなかったのだが、書き出すとすぐに決まった。デカルトの批判者として有名なヴィーコだけど、幾何学の明証性を肯定し、かつ諸学のうち最も真なる学問に位置づけているという点ではデカルトと同じ(というよりこれは当時のスタンダード)。でも歴史のレポートに取り上げられるくらいなのでヴィーコデカルトとは違って歴史を凄く大切にしている。でも別にそれは彼が歴史が好きだったからじゃなくて、学をきちんと成立させるにはその発展の論理的段階を網羅的に説明し得ることが必要で(なぜなら彼は真に知り得るものは自ら製作したものと同値だという真理観を持っていたので)、幾何学以外の学問の論理的発達段階は歴史的時間軸をどうしても含意してしまうからではないかとか、しかしそのこと自体が幾何学以外の学問の不完全性を表しているのだが、では何故彼はデカルトのように明証性に欠ける学問を退けなかったのか、とかいうことを書いた。西洋史のレポートになっているかどうかは分からない。

 

sygと図書館で遭遇、飯。じつはsygとは昨日も飯を食った。ハイライトで同じメニューが被った。今日もルネで同じメニューが被った。sygは今日の夜行バスで東京入りし、共同通信社インターンに行くらしい。つい先日東京でジャズの大会を終えたところで、東京にトンボ返りという形になるそうだ。インターンの後はすぐにサークルの合宿とかゼミの研究旅行とかがあるらしい。色々たいへんそう。ワイは東京が好きだが、かれは最近慣れたとはいえ嫌いらしいので、何度も東京⇔京都を繰り返すのはしんどそう。将来のこととかちょっと話す。最近悩んでいるらしい。僕も。

 

飯の後、研究室で読書会。ポストコロニアリズムフェミニズムについての論文を読む。おもしろい。ワイの興味とも被るし。今日は前半で、マルチカルチュラリズムのとこ。

色々苦闘の様子が見えて面白い議論。相対主義には陥りたくないけど価値の多様性を認めたいから、根柢に同一性を取ってその上に多様性を乗っけるある種の二層構造で対抗するんだけど、色々困難は大きい。一番ヤバいのはやっぱり、看過され得る多様性と看過され得ない多様性との区別の基準が固定化されてしまうことかなあ。

 

いまだにmulticulturalismとpostcolonialismの違いがよーわかっとらんのだが、その秘密は次回明かされるらしい。