いやー、「西郷どん」面白くなってきましたな。今週は有名な薩長同盟締結会談すっぽかし事件。来週、漸く同盟なるか?!というところ。

 

今日は朝から姉貴と家の内覧。良き良き。大家さんのおばちゃんも良い人。即決。お店帰って諸手続き。親は今日から沖縄に旅行である。めーっちゃたのしそう。

昼は姉貴とサイゼリヤ。姉貴は最近貧窮してるらしい。

 

せごどん、良い。龍馬さんが薩摩せごどんの家に泊まって、二人でお家の雨漏りを繕いながら語り合うシーンがあった。そしてその後場面は京都二条城に切り替わって、生まれてこのかた茅葺き屋根の修理なんて絶対にしたことない男、一橋慶喜がバーンと映る。ニクい演出やなと思った。「動かざること、桜島の如しじゃ(ドャァ」とかおどけてみせる殿(久光)も可愛い。よーできとるわ。

 

しかし、なんか明治維新という「革命」にはマルキシズム的な文脈で説明できる匂いが全然しないのが良いなぁ、と思う。本当のところどうなんかわかんないけど、少なくともあの頃暗躍したり京都でバッサバッサ人斬りまくってた侍には「俺らの生活を良くしよう」とかいう動機は全く無かったように思う。かなりクソ真面目に「憂国」とか言うのだ「藩のため」でなくて彼らは(それが全志士のうち1%の上澄みだったとしても)。あの国家意識はどっから出て来るのか。面白いっすね。元寇の時にもちょっと似た雰囲気がありそうな……だって教科書には「戦いには勝ったが恩賞は得られなかったので不満が高まった」とか書いてあるけどそんなこと戦う前からわかり切ってんじゃんね普通の頭があれば。なんかそれ以外の動機が無いとさやってらんないよあんなこと。それが何なのかは分かんないけど。

あと残りの99%ですね。上の1%が「オメー死んでこい」って命令すれば簡単に命を放り出す99% 。でもいかに命令でも、人間として尊敬できる人じゃないとそんなのは聞けないっすよ。士は己を知る者のために死ぬのであって、それ以外の人に「オメー死ね」って言われても死ねないよ。

しかしサムライの社会というのは「オメー死ね」式に出来てる。泰平の世であればそんなことを命ずる必要はないので、凡庸な1%でもやっていける。でもバクマツのような社会じゃとそうはいかなくて、己を知ってくれるような人がエラい所にいないと誰も死ねない。だからサムライの社会ってのは度量のある奴が舎弟を集めるんやなくて、「オメー死ね」システムが先にあって、相応しい奴が必要に応じてそこに座るようになってるんやなあ、と思う。

やっぱり根本的に日本人は割と体育会系なんであろー。しんどいけど。

 

せごどん、最近またおもろくなってきた。でもこのペースで間に合うんかな。

 

アラブ、今ホットなのはトルコVSアメリカの経済バトルみたい。しかしエルドアンもトランプも、なんか民主的なプロセスで選ばれたおっさんやということを忘れてしまうよーな梟雄っぷり。

 

インドネシアでまた大きな地震らしい。

 

明日から研究室の合宿。姫路だそう。